ご挨拶

栃教協第17代会長 小林昭宏

栃教協第17代会長 小林 昭宏


 会員の皆様に御信任いただき、今年度より会長の大役を務めさせていただくこととなりました。期待に添えるよう誠心誠意努力いたします。また、今年度は県央上都賀地区から若手専従1名が加わり、今まで以上にパワフルな栃教協活動を目指し、スタッフ一同、心新たにしております。
 栃教協は今年結成55周年を迎えます。半世紀を超える長きに渡り、皆様からの御支持を得て栃教協活動ができましたのは、結成以来一貫して「子供たちのためになるかどうか」という価値基準を守ってきたからです。そして、「現場主義」を貫き、常に会員の小さなつぶやきにも耳を傾け、その声を集め、ほぼ100%という高い組織率のスケールメリットを生かし、「要望活動」・「研修」を推進することができました。これが栃教協活動の「原点」であり、栃教協がこれから進むべき道の「起点」にもなるものです。今後は、予測不能な未来を生きる子供たちに夢と希望を持たせられるように、日々努力する会員の皆様のために、優秀かつ意欲に燃える事務局・執行部スタッフと力を合わせ、責務の全うに全力を傾注いたす所存でございます。
 さて、現在の教育界は、まさに「改革の嵐」の真っ直中です。新学習指導要領が告示され、周知・移行措置・全面実施へのスケジュールも示されています。「小学校英語の教科化」や「プログラミング教育」、「主体的・対話的で深い学び」の実現、「カリキュラム・マネジメント」など次期学習指導要領の実施のために準備を進めなければならないことは山ほどあります。また、「チーム学校」による学校運営、コミュニティースクールの導入、義務教育学校の設置なども推進されています。多忙となる要因は増えるばかりです。しかし、社会の要請でもある「働き方改革」、それに伴う学校業務改善を押し進め教職員の勤務時間の適正化を図ることを同時に進めなければなりません。さらに、給与制度の総合的見直しによる現給保障が今年度末で終了することになります。教職員評価制度では、評価結果の勤勉手当への反映が実施されます。これらのことを考えると、今まで以上に厳しい状況になることが目に見えています。
 それでも、教育専門職としての誇りをもち、やるべきことをやらねばなりません。これまでの教育改革に対して、栃教協会員の皆様は、困難をものともせず、「子供たちのために」真摯に取り組んで来られました。給与削減など、ここ数年の強い逆風にも負けることはありませんでした。
 現在、全国の教職員が疲弊していることは分かっています。しかし、私たちは諦めるわけにはいきません。目の前に愛おしい子供たちがたくさんいます。その子供たちの未来のために、会員の皆様が主体的に取り組み、力を合わせて、新たな英知を生み出してこの局面を乗り越えていけると信じています。
 栃教協は、提言書・意見書の提出や要望活動等を広く展開し、教職員一人一人が、安んじて職務に専念できるように、給与・勤務条件の改善、教育環境の整備、資質能力を高める研修の充実に取り組み、会員の皆様に活力と強い「やりがい」を目指さなければなりません。そのために、会員の皆様に活動を理解していただくと共に、要望・提言に生かすために、生の声をお聞かせいただけるよう、積極的に現場に足を運んでまいります。そして、会員の皆様が心身共に健康で、強い「やりがい」をもって教育に専念できる環境を整えるとともに、「多忙感の解消」を目指し、教育界に山積する諸課題の解決に向けて積極的に活動を展開してまいります。
 これからもより多くの方々から信頼される教職員団体として、その歩みを着実に進めていくためには、会員の皆様のお一人お一人の力が必要です。今年度もどうぞよろしくお願いいたします。